【スイミー②】「やってみる⇄修正する」という発言から、<表現と理解の相互循環>のイメージをつかむ!
公開日: 2024年6月2日日曜日 「スイミー」(光村図書2年上)
第2時の目標
どんな活動に、どのように取り組んでいくかを話し合うことで、具体的に「何」を想像していくのかの見通しをもち、それを「スイミーあのね」として書くことができる。
主な学習活動
① 前時の学習を振り返り、もう一度、絵本「スイミー」の読み聞かせを聞く。
② これからどんな活動にどのように取り組んでいくかを話し合う。
③ これから明らかにしていきたいことを『スイミーあのね』に書く。
③ これから明らかにしていきたいことを『スイミーあのね』に書く。
学びの実際
<学習活動①>前時の学習を振り返り、もう一度、絵本「スイミー」の読み聞かせを聞く。
前回お休みをしていた子どもが数名いたので、初めにもう一度読み聞かせをすることにしました。すると、2回目の子どもたちからも
「やったー!」「いえーい!」
という声が。
今年度は久しぶりの低学年担任ですが、この時期の子どもたちは、好きなお話なら繰り返し聞くだけで楽しめるんだなあと改めて感じました。
それくらい、「スイミー」は子どもたちにとって魅力的な作品のようです。
改めて、私自身も「スイミー」の魅力を味わおうと、じっくり読み聞かせをしました。
<学習活動②>これからどんな活動にどのように取り組んでいくかを話し合う。
さて、本題はここからです。
この単元では、あと8時間くらい使えることを伝えると、
「だったら劇したい!」
という声が多数上がりました。
さらに、これまでの学習経験を想起しながら、「こんなふうにやってみたい」「こんなことを考えたらよさそう」という発言が続きます。(※以下、児童名は全て仮名です)
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ちさと:幼稚園の頃、劇やったんですけど、動画見てみたらぼんやりセリフだったので、今度は修正したい。
T:劇をやりながら、修正をしたい。修正ってわかる?
CC:わかんない。
T:修正って、やり直す、考え直すってことね。
C:ああ、修正って、もうちょっとこうしたほうがいいとか。
T:そして、またやってみるってことね。
T:そして、またやってみるってことね。
たいし:そしたら練習みたいになる。
C:劇いけそう!
C:劇いけそう!
T:劇いけそう?さっき、「ふきのとう」の時の劇の話も出ていたね。「ふきのとう」の時は、劇をやって何がわかってきた?
えいじ:ちょっとちさとくんに似ていることなんだけど、劇をするには結構人数が必要じゃないですか。でも、スイミーの兄弟とか、スイミーの兄弟みたいなそっくりのとかいっぱいいるから、そこどうするか。
えいじ:ちょっとちさとくんに似ていることなんだけど、劇をするには結構人数が必要じゃないですか。でも、スイミーの兄弟とか、スイミーの兄弟みたいなそっくりのとかいっぱいいるから、そこどうするか。
かんた;赤い魚とか。
T:じゃあ、考えどころとして、人数どれくらいかを決めなきゃいけないってことね。
T:じゃあ、考えどころとして、人数どれくらいかを決めなきゃいけないってことね。
ゆづか:「ふきのとう」だと<あたりはしんとしています。>とかあるから、ここも…
T:<あたりはしんとしています。>から何がわかったの?
C:音がしていないってこと。
C:誰もしゃべっていない。
T:なるほど、こういうの見つけられたら、場面の様子がよくわかるってことね。
(※この後、人物の行動についての発言が続く)
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このような発言を基に、劇をしながら
「どれくらいの人数がいるか」
「どんな場面の様子か」
「人物はどんな様子か」
を考えていくことを確かめるとともに、
「やってみる⇄考え直す」
という学習プロセスの見通しを持つことができました。
こうして文字起こししてみると、前単元の「ふきのとう」で一度劇をやった経験が生きていることを感じます。
ちなみに、「ふきのとう」で取り組んだのは、台本をつくって練習していくような「劇づくり」ではなく、即興的に演じながら「表現と理解の相互循環」を促していく「演劇的手法」です。この「表現と理解の相互循環」の見通しを子どもからの
「やってみる⇄考え直す」
という言葉で共有できたのが、今回の授業における一番の収穫ではないかと思います。
写真は、「ふきのとう」で<なってみる学び>に取り組む子どもたちの様子。
子どもたちは、この学習経験を想起することで、即興劇を通してどんなことを学んでいくのかについて見通しをもつことができたのではないかと思います。
<参考>渡辺貴裕、藤原由香里(2010)「なってみる学び 演劇的手法で変わる授業と学校」時事通信社
<学習活動③>これから明らかにしていきたいことを『スイミーあのね』に書く。
これから劇に取り組みながら、上記の3点を明らかにしていくことを確かめたことで、その後に書いた『あのね』には、たくさんの問いが出てきました。
書いたものは、壁面に掲示している絵本ページのところに貼っていきます。
ちなみに、白いパイプを挟んで下が「感じたこと・思ったこと」、上が「問い」です。
次回からは、実際に劇をしながら、ここで出てきた問いを解決していきます!
今回もお読みいただきありがとうございました。
国語科 溝上 剛道
ちなみに、白いパイプを挟んで下が「感じたこと・思ったこと」、

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