【実践紹介④】帰り道 問いを立てて解決をしていく

公開日: 2026年5月20日水曜日 「帰り道」(光村図書6年)

 帰り道 問いを立てて解決をしていく


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前回の振り返り。
子どもたちは、それぞれ人物像を想像する事の難しさから問いを立てる事を行っていきました。問いを立て解決する事で人物像を想像する事ができるという見通しをもつことが出来ました。そこで、今回は自分たちが考えた。問いを実際に解決する時間を取る事にしました。

前回の振り返りからスタート

ちかこさんの振り返りからスタートする事にしました。
ちかこさんの振り返り
今日ぎもんに思ったことは、周也が話をしている時にどうして律のことを気にするのか?です。周也なら放っておくのかなと思っていたからです。

最初のやり取りからスタートしていきます。

T  :今何をしているの?
CC :〇〇って人(人物像)を考えている。
ゆうし:疑問を解決する事で自分の〇〇って人が解決をするって感じかな?
T  :ちかこさんの振り返りを一度紹介してもらってもいいですか?
ちかこ:もし、私だったらひどいって思うんですけど、律と周也で律を傷つかせた事があっ               たとしても、一日経ってしまえば、忘れることもあるかもしれないから、帰り道               に一緒に変帰ろうって思わないかもしれなくて、でも周也はどうして一緒に帰ろ               うとしたのはなんでかな?と思いました。
CC :気まずいからじゃない。
たくし:喧嘩したて、ほやほやだよ。
じゃん:でも、大喧嘩ではないしね。
T  :ちかこさんが言っている事を近くの人と話をしてみようか。
(近くの人と共有をする。)
らいあ:ちかこさんは、なんか野球の練習を休んでまでわざわざ帰ろうとしたのはどうしてか。で、ちかこさんは、一日経ってしまったら忘れてしまうから。放っておくという意見
T  :放っておくけど・・・。
CC ;放っておけなかった。
CC :なんで一緒に帰るんだろう。
わたり:気まずいのにね。
たくし:気まずいのに、帰ったってことある?
T  :一度グループに戻って考えてみようか。

ここでしっかり問いの共有をする事ができたと思います。
きっと、ちかこさんは今までの自分の経験(謝れなかった事)等のような経験を想起し、周也と自分を重ねながら自分の問いをつくったのではないかと思います。
ここで、一度グループで解釈を検討する時間に入ります。

グループでは、ここの解釈を検討する中で①自分の経験と重ねているところ。②律の性格を基に考えているところ等がありました。

ここから一度全体の場にうつっていきます。

T  :問いに対する答えを聞いていいかな?
ゆうし:僕は、まあ僕もなんですけど、周也は律の事をすごく分かっていたんじゃないかと                    思って、理由は、律がいろいろ分かっていて、早めの誤っておかないともしかした                    ら、友達辞められちゃうかな?みたいな。あ でもちゃんと自分の経験を分かって                    いたって事なのかな?
T  :つまり?
C  :引きずってしまうみたいな、手遅れになっちゃうみたいな。
りくし:引きずるっていうのを知っていたから
らいあ:仲いいっていうか、しょっちゅう一緒に帰っているからこそ、分かる。相手の性格                    だから、なんかそういう性格。律ってきっとこういう心情になるからな~ってわか                    っているからわざわざ一緒に休んだって事。
T  :謝ろうとしていたの?
ちかこ:いや!そうじゃなくて、仲を戻そうとした。
じゃん:仲直りのきっかけをつくろうとした。
T  :きっかけをつくろうとしていたって事ね。
せいな:私は、25行目の周也がいらついた目でぼくを睨んだっていうところと軽く突っ込ん                    だつもりのところ周也はネガティブ気質なので、それでやばいって思って、急いで                    練習を休んでまで謝ったというか仲直りをしようと思ったのかな。って思います。

子どもたちの解釈から、周也は律の事をよく分かっている。だから、ここで仲直りのきっかけをつくっておかないと一生このまま。のように考えたと律の人物像から考える姿がありました。子どもたちの中では、律って・・・。みたいなところはしっかり考えているのではないかと思いました。これも単元を通して、人物像を考えてきた一つの成果なのではないかと思います。
→ここをしっかり価値づけておけば・・・。とビデオを見ながら思いました。

このちかこさんの疑問からどのように人物像を想像するかに入っていきます。

そうし:周也は、ポジティブ思考。だから律と正反対って感じ?
たくし:楽観的って感じ?きっとこうすると勝手に仲良くなっていくでしょう!みたいな?
らいあ:球を打つのは苦手だけど、打ち返そうとする人?言葉の使い方が上手じゃない!

ここで、あらかたの人物像を想像する事ができたと思います。
私がここで子どもと一緒に見たかったとことして、自分の疑問を基にして、人物の心情を考える事ができるという思考の方法について考えるという結果を見せていこうと思ったからです。

ここでしっかり共有をしたので、ここから個別の問いについて考えを広げてく活動にはいっていきます。

個別の問いを解決していく中で子どもたちは、ちかこさんの疑問から天気雨の前の場面については、少しずつ疑問が解決しているような感じがしています。
残っているものとしては
・「舞う砂ほこりを西日がこがね色に照らしていた」はどういう情景?
のように、5年生で学習をしている情景描写を基に捉えている姿がありました。
ここの班では、西日や砂ほこりという言葉のイメージとその場面の律の心情をつなげて考える事を通して自分なりの意味を解釈している様子がありました。

ほとんどの班が、山場(天気雨)の場面の話に目が向いています。
特にかえでさんたちの班は、その「球の逆襲」という言葉の解釈について困っている様子がありました。

かえで:球の逆襲って言葉に着目して考えたんですけど、天気雨がもしなかったら、仲直り                    絶対していないじゃないですか。 なんで天気雨っていう敵みたいな感じで捉えて                        いるのかな?
ゆうし;自分の過去やってきた事を・・・。
らいあ:なんか今までやり損なった球を、今に何か例えるとしたら恨みみたいな感じでずっ                    と見ている感じがしたから、きっと球の事を考えていたからだよ。
T  :じゃあ、律は球の逆襲って天気雨の事を言っているんだね。
らいあ:律はシャワーって見ている。
ゆうし:その違いがある。

ここで同じ疑問を考えている りんこさんたちの班に話をふりました。
りんこ:球の逆襲を雨で表現しているかを考えているんですけど、えっと、球って周也が放                    ってきた言葉じゃないです?
CC :はい。
りんこ:だから、周也は律に球を投げているじゃないですか。だから逆襲って、相手からま                    たやってくるみたいな?とすると律から逆襲されるなら分かるけど、どうして雨が                    逆襲するのかな?

2人を取り上げる事で、周也を表す暗示的な表現に立ち止まる姿がありました。
いよいよ4時間目です。これからどのような学びをつくっていくのか楽しみです。最後までご覧いただきありがとうございました。





国語科 岩﨑 兼司


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