言葉を選りすぐって俳句を作ろう「日常を十七音で」(光村5年)

公開日: 2017年11月12日日曜日

ブログの更新が遅れてしまい,ずいぶん前の実践内容について報告します。

9月末,本校での「三年次教育実習」が終わりました。
とてもやる気のあふれる7人の若い先生方からたくさんのエネルギーをもらいました。
最後話す中で,実習生の先生方から私の口癖を教えてもらいました。
いくつか教えてもらったのですが,
一番インパクトが強かった口癖が次のものです。

「授業の中で,子どもたちは脳みそに汗をかいているのか?」

どこかの本で覚えた知識なのか,
諸先輩方から教えていただいた言葉なのか,
今でははっきりしませんが,
自分が授業をする上で常に考えていることだからこそ,
このような言葉を実習生に伝えていたのだと思います。
冷静に読んでみると少し恥ずかしくなりますが,面白い私の口癖を教育実習の先生方は伝えてくれました。

さて,今回は俳句の授業についてお伝えします。
これは,教育実習中にある「他学年観察」という,
他学年の実習生が私の授業を参観に来る時に行ったものです。
3クラス程の実習生が参観に来てくれたので,
自分のクラスの実習生と合わせると,
20人以上の人が見てくれました。
とてもありがたいことだと思います。



これがその時の板書ですが,
前時で子どもたちに俳句にしたい場面を作文させておきました。
その作文を基に,前日の自習の時間を使って,子どもたちに自由に5・7・5の17音で俳句を作らせたのです。
17音という縛りに苦労しながらも,
子どもたちはユニークな俳句をたくさん作ってくれました。
例を挙げると,次のようなものです。

「 夏祭り 暗い夜空に 花もよう 」
「 散歩道 木々の間に せみが鳴く 」
「 夏の虫 クワガタカブト 勝敗は 」

見ているだけで笑みがこぼれてきませんか。
このような子どもの「素の俳句」をブラッシュアップするような授業を考えました。

授業の具体的内容は省略しますが、
グループ4人から出された素の俳句を互いに検討し,
授業の中で出てきたよりよい俳句の作り方(板書の黄色い文字)をもとに、
検討を重ねていきました。
合計3時間の授業でしたが,最後には素敵な36枚の俳句ができあがりました。

5年生教材室前の掲示板に貼りだされた作品を,
違うクラスの子どもたちがまじまじと見つめる姿に,
子どもたちの表現と鑑賞がつながっている姿を見ることができました。
計画的にこのような作品を掲示していきたいなと思ったところでした。
  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿