楽しく語彙力UP! ジェスチャークイズ① 「にたいみのことば はんたいのいみのことば」(光村図書2年)

公開日: 2018年10月27日土曜日 1人1台端末 オノマトペ 語彙力

「3,2,1,ジェスチャー!!」


「あ,わかった!『大きい』「小さい』だ!」
「いや,『太い』『細い』じゃない?」
「いやいや,『ぼよーん』と「スラっと」かも!』

新学習指導要領で重視されている「語彙指導」。
中教審答申で「小学校低学年の学力差の大きな背景に語彙の量と質の違いがある」と指摘されているように,全ての子どもに確かな言葉の力をつけていくために,「語彙力」の向上は不可欠だと言えます。

しかし,語彙単元の多くは教科書で小単元扱いになっており,
実際の授業では,教科書をとりあえず読ませて問題を解かせる,辞書引きをして言葉を集めさせるなど,作業的な学習なってしまいがちな単元でもあります。

そこで提案したいのが,冒頭の「ジェスチャークイズ」です。
ここでは,2年国語「にたいみのことば はんたいのいみのことば」という小単元での実践を紹介します。

ルールはいたって簡単です。
反対の意味の言葉をジェスチャーで表し,それをクイズにします。
これでは一見,反対の意味の言葉しか出てこないように思われるかもしれませんが,
冒頭の例のようにみんなで答えを予想していくと,「大きい」と「太い」,「小さい」と「細い」のように,自然と似た意味の言葉が集まっていきます。
また,体を動かしながら言葉を選んだり,比べたりしていくことで,単なる言葉集めではなく,実感を伴った理解につなげることができます。


何より,このジェスチャークイズは子どもたちにとって,楽しく,魅力的な活動だったようです。

体を動かしながらグループでクイズを作ったり,作った問題を出し合ってクイズ大会をしたりしているときの子どもたちの表情は,本当に生き生きとしていました。

実はこのジェスチャークイズ,「にたいみのことば はんたいのいみのことば」以外での実践もあります。

次回のブログでは,この「ジェスチャークイズ」で「ようすをあらわすことば」の学習をした実践を紹介させていただきます。

国語科 溝上 剛道

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