第1回目の熊大附属小国語授業研究会(仮)を行いました!!
公開日: 2019年1月13日日曜日
11日(金)に第一回目の熊大附属小国語授業研究会(仮)を行いました。新しい研究会を始める前のワクワク感とドキドキ感を胸に秘めながらスタートしました。
今回、取り上げたのは、小学校最後に学習する物語文教材「海の命」。
子ども達は、この物語を読み進めるうちに、物語の世界にどんどん引き込まれていきます。
しかし、授業者からすると、この「海の命」は難解な教材とも言えます。
今回の研究会では、なぜその難解さが生まれてくるのかを中心に、参加された先生方と一緒に教材研究していきました。
この物語の難解さを明らかにするために、「読みの可能性」について考えていきました。物語の中にある「5つの分岐点」で、子どもたちがどのような読みに分岐し、広がっていくのかについて、話し合っていきました。
開始予定の時刻を18:30から19:00に変更しての実施だったので、研究会自体の時間が短くなってしまいましたが、予定の20:30までの1時間30分はあっという間に終わってしまいました。もう少し話し合いを続けたいという感じを私は持ちました。
時間は過ぎましたが、教材研究後、今度の2月8日(金)の本校研究発表会で私が行う「海の命」の単元計画や言語活動についてもお話しさせていただきました。
言語活動を中核に据えた単元づくりを行う上で、最も大切な「子どもと言語活動との出合わせた方」の工夫もご提示させていただいたところでした。
参加された先生方からは、
・教材研究の面白さ(大人でも、着目する叙述が増えていことで、読みが2転3転していくことの実感や多様な読みが生まれる要因の理解、構想する授業の幅が広がること等)
・教材研究した内容をいかに実践につなげていくのか。
・これから求められている資質・能力を育てる授業の具体像はどのようなものなのか 等
について考える機会になったといった感想を得ることができました。
今回のような、気軽に参加することができて、深い教材研究を生み出すことのできる学びの場を、今後も作っていきたいと考えております。
第1回目の研究会に参加してくださった先生方は、
・大学生
・教職年数3年目までの方
・県小国研で活躍されている先生
・管理職の先生
・国語を専門にされていない先生 等
いろいろな方が参加されていました。
「国語の授業ってどうしようかな?」
「子どもたちが脳みそで汗をかく授業がしたい!!」
「これから求められる資質・能力を育てる授業ってどうするのかな?」といった思いをもっておられる先生方は、どなたでも参加可能です。
事前の申し込みなどもいりません。その日に行ってみようと思われた先生方で研究していけたらいいなと考えております。
次回の開催は、2月15日(金)を考えています。
研究する教材は「スーホの白い馬」(光村図書2年下)です。
この教材を研究することを通して、当然「スーホの白い馬」そのものを深く理解できるでしょうし、その他の教材を研究する視点を得ることができる会になると思います。
たくさんの先生方のご参加をお待ちしております。
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