神埼市立仁比山小学校の研究発表会での授業を通して

公開日: 2019年11月18日月曜日

11月6日に神埼市立仁比山小学校の研究発表会にて、「アップとルーズで伝える」の授業を参観させていただきました。

今回の授業は説明的な文章について「構造と内容の把握」をしながら読み取る力を高める授業でした。授業をされた寺沢先生は、とても温かい学級を作っておられました。

誰かが話すときちんとそちらの方を向き、グループでの学びも支持的な風土の中しっとりと学ぶことができていました。このような学びが生まれた教室に行くと、どんな話を子ども同士でしているのか、自然と気になります。

「寺沢先生がお話しされたことをどんな目で子どもたちは聞いているのかな?」
「この子たちはどんな学びをしようと話し合っているのだろう。よし、この班の学びを記録しよう!」など、子どもだけでなく、私の方こそ主体的・対話的に授業を観察し、観察した自分の学びの中で、深い学びを生み出そうとする気持ちが生まれました。

そんな気持ちになる授業でした。

仁比山小学校の研究の中で、最も参考になった内容は「説明的文章の系統表」です。

6年間を通して、どの単元でどのような指導事項を身に付けさせるのかを明らかにされており、特にどのような「言語活動」によって育てるのかを明示されておりました。

このような系統表こそが、子どもたちに確かな言葉の力を育むことのできる単元を生み出すことができるのだろうと考えました。ご興味のある先生方は、ぜひ仁比山小学校にお問い合わせされてみてください。きっと参考になるところがたくさんあるはずです。

授業研究会の最後には、助言をさせていただきました。
授業づくりをする中で悩まれたことや授業研究会の中で出てきたご意見に対して、私なりの解釈を述べさせていただきました。
来年度から完全実施される新学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」をどのように捉えるべきなのか、そのような学びを生み出すための「言語活動」とはどのようなものなのかについてお話させていただきました。

助言後半では、言語活動設定の難しさについてお話しさせていただきました。
言語活動を設定する際、どのような指導事項を身に付けさせるかによって、言語活動を工夫する必要があります。
そのような工夫をすることは、教科書の「書くこと」と「読むこと」でセットにされている言語活動では難しくあります。だからこそ、単元で身に付けるべき指導事項を何に設定するかを明確にし、その指導事項を身に付けることができる言語活動として設定する必要があるのです。
そのようなお話をさせていただきましたが、あっという間に時間が過ぎてしまったという感じで終わりました。

来年度が研究発表会の本番を迎えられるそうです。
子どもたちにとっても、参観される先生方にとっても魅力的な言語活動が開発され、その言語活動を通して、子どもたちが言葉の力を生き生きと身に付けていく授業を公開されることだと思います。

仁比山小学校、とても将来性のある研究をされています。
来年度、さらに素敵な授業がたくさん公開されると思います。
私も来年度の研究発表会を楽しみにしているところです。

仁比山小学校の先生方、ありがとうございました。

国語科 中尾聡志
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