九小国研公開授業「座右の銘スピーチ」〜言語活動と<わたしの問い>をいかに連動させるか〜

公開日: 2020年1月27日月曜日












1月24日(金)に佐賀で開催された九州小学校国語教育研究大会にて,
公開授業をする機会をいただきました。
今回は,6年「話す・聞く」最後のスピーチ単元です。
卒業に向けての「カウントダウンカレンダー」に「座右の銘」を添えて,自分の担当日にこれからなりたい自分についてスピーチするという言語活動を設定しました。


今回の授業で提案させていただいたのは,「言語活動」と「問いの解決」をいかに連動させていくかです。


分科会では,まず「なぜ今言語活動なのか?」ということをお話ししました。
その際にバックボーンとして取り上げたのが,評価です。
今求められる「粘り強さ」と「自己調整」。
学習評価ハンドブックにも明記された「主体的に学習に取り組む態度」の2つの側面は、ドリル学習や教師の指示によって”させられる”活動では、決して発揮されないものです。

では,子どもたちが「粘り強さ」を発揮し,かつ「自己調整」が必要となるのは,どのような学びをしているときでしょうか。
鍵となるのは,深い学びの定義の1つである「意味の創造」です。
全ての子どもが「意味の創造」,つまり「よりよいものを創り上げる」という思いの持てる単元を創る。
そのためには,核となる言語活動が欠かせません。
一人一人が粘り強く言語活動に取り組む中でしか,「粘り強さ」は育たない。
よりよいものを創り上げるために,<わたしの問い>を発展・更新させながら自己の学習を調整していく中でしか,「自己調整」は必要とならない。
だからこそ,よりよいものを創り上げたいと思える言語活動が不可欠だと考えます。

分科会に参加してくださった先生方からも,<わたしの問い>に関する質問をたくさんいただきました。
私自身,質問にお答えする中で自分の考えを整理するとともに,新たな気づきをたくさんいただきました。
ご参加いただいた先生方,誠にありがとうございました。

2月7日(金),8日(土)には,本校の研究発表会が開催されます。
今度は「海の命」を学習材として,言語活動を核にした単元
「物語の全体像を捉え,ショートムービー『太一のモノローグ』を創ろう」を提案いたします。
ぜひご参加お待ちしております。

国語科 溝上 剛道

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