【実践紹介①】 「おくびょう?」「勇気がある?」自分だったら「豆太」をどう語る?
公開日: 2024年10月26日土曜日 「モチモチの木」(光村図書・東京書籍3年)
「モチモチの木」第一時です。
この時間は、子どもたちが初めて「モチモチの木」と出合い、言語活動『みんなで語る豆太語り』への見通しをもつ時間となります。「語り手」の語る「おくびょう豆太」をきっかけに、豆太の性格はどのようなものなのか、誰の言葉を手がかりに、自分だったらどう語るのかを考えていきます。
【第一時の目標】
「モチモチの木」の読み聞かせを聞き、感想を交流することを通して、豆太の性格について考え、単元や活動への見通しをもつことができる。
【主な学習活動】
② 感想を交流する中で、豆太の性格を表す言葉の違いから、活動の見通しをもつ。
【学びの実際】
〈学習活動① これまでの学習を想起し、読み聞かせを聞く〉
導入では、これまでの既習教材「まいごのかぎ 」「春風をたどって」などの物語教材を振り返り、どんなお話で、どんな人物が出てきたのかを全員で想起しました。その際に、子どもたちが呟いていた人物を表現した言葉を黒板に板書しておき、後の「語り」という活動への足がかりとなるようにしました。子どもたちは、お話の内容を思い出しながら、登場人物について話していました。この時、無意識に子どもたちは、登場人物の性格を表す表現を呟いていました。
登場人物に着目したところで、本教材「モチモチの木」の読み聞かせを始めました。その際、教師が「語り手」になって物語を語り聞かせる設定にしたことで、「語り」の構造にも目を向けることができるようにしました。
ちょっとした工夫でしたが、子どもたちは「おおー、楽しみ」「ありがとうございます」とすっかり「語り手」と「語られる物語」に関心をもっていました。
そして「おくびょう豆太」という第一場面の見出しから読み始めると、
「えっ?」「おくびょう?」と早速、性格を表す表現に立ち止まっていました。
〈学習活動② 感想を交流する中で、豆太の性格を表す言葉の違いから、活動の見通しをもつ〉
読み聞かせが終わると、子どもたちは感想を呟き始めました。
C「豆太はすごい。5歳でおくびょうなのに、人を助けるために、一人で半道も走ったから」
C「一人で、夜に道を走って」
C「最初は臆病かなって思ったけど、違った」
T「はじめはね、おくびょう豆太から始まったからね」
C「でも、最後はおくびょうだった」
この辺りから、「いや、やさしいんだよ」「甘えたいだけなんじゃない?」など、豆太はどんな男の子だったかを、子どもたちは次々に語り始めました。
そこで、導入で既習教材を想起したことと関連付けながら、自分の考える豆太を友達と語り合う時間をとりました。その中で、「豆太はいろいろな姿が出てくる」「場面によって違う」「何て言ったらいいかわからなかった」などの言葉が聞かれてきました。そこで、それぞれの表現の違いや困り事から、「豆太の性格」が語れると面白そうだという思いを基に、子どもたちと豆太語りという活動を設定していきました。
その後、「性格」を考える手がかりとして「豆太の行動や気持ち」「他の人物の言葉」を全体で共有する中で、「じさま」になりきって語る場面を設定し、「語り手」「じさま」「豆太」になって語るという活動を付け足していきました。
じさまになって語る子ども |
第一時の最後には、現時点での「語り」を簡単に語ってみて、シートに書き込みました。
次回からの2時間は、まずひたすら語ってみる活動に取り組もうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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