みきのたからもの 1時間目「教材との出合い」
公開日: 2025年9月16日火曜日
校1年目の岩﨑です。
前回に引き続き,「みきのたからもの」の授業の様子を紹介させていただきます。
本実践の1時間目です。
今回は,教材との出合いの部分になります。自分にとっての「たからもの」を想起して授業に入りました。
T;みんなにとってのたからものってなんだろう
さとし:ともだち
さくた:ともだち
CC:おじいちゃん、おばあちゃん
りんこ;いのち
T;少し友達と話をしてみてもいいよ
(子どもたちがグループで話し合う。)
Tじゃあ教えてもらってもいい。
あらた;友達
りんこ:地球など
かいり:たしかに
まお:たいかにそれもある。
Tほかにもありそう。
うたの:いのち
さくた:いとこ
Tものじゃないんだね
そうた:ぼくはちがう。
そうた;アメジスト
Tそれってなに?
そうた:宝石みたいなやつ
T:ものだったり、ものじゃなかったりするんだ
CC:せんせいものもあるよ。
子どもたちは、思い思いに自分のたからものについて話し合っていました。
今回の学習材「みきのたからもの」では,「みきにとってのたからものってなんだろう?」が一つの学習を進めていく中での1つの軸になるのではないかと考えました。
自分の経験を想起させることで,たからものは「ものでもあり」「ものhじゃないもの」もあるとそう気付いていったようです。
その後範読を行い,物語の内容の大体の感想を自由に話し合う時間しっかり取りました。
前段の前での「たからもの」の想起がここで子どもたちの中にも生まれ自分たちの中で,
「たからものはなんなんだろう?」と考えながら読んでいたようでした。
T:じゃあどんなところがあったのか、詳しく教えてもらおうかな。
ななほ:感動的なお話だった
T:例えばどういうところ。
ななほ;なにぬねのんに一時会えなくあるかから
じゅん;ポロロン星ってどういうものなんだろう。
いっさ;うちゅうひこうしになるしね
ひさき;ふしぎなところもあるしね。
こうし;ありえないところもたくさんあった。3つくらいあった。
こうし:マヨネーズみたいな形のものだし、石だし、石に風の音がしたこと。
ひさき:なにぬねのんの名前もすごいね。
Tもう少し聞いてみよう。
かなで:みきちゃんとなにぬねのんがすぐ仲よくなるところ。石を渡してあげるところ。
すみこ;たからものはなんなんだろうって思った。たからものは石だったんだ。
T;たからものは何なんだろうって思いながら読んだんだ。
ひさき:宝石が宝物になったんだ。
CC:石が宝ものだったんだ。
T:みきちゃんは石のたからものをどうしたんだろう。
いっさ:石を大切にとっている。
かんな:大人になるまで大切にしている
ひさき:綿においているくらい大切にとっている。(挿絵を指差して)
その後,どうして「みきはどうしてナニヌネノンからもらった石を大事にしまったのか」というところが子どもたちにとっても気になる部分だったので,全体で取り上げ話し合う時間を取りました。
T ;どうして大事にしまったのかな?
ましろ:案内してくれないのかもしれない。
T :まひろちゃんは「なくしたら困るもんってこと。」
そうた:もし、テーブルとかにおいていたら、家に持ち帰って売るかもしれない。
じゅん;おばあちゃんが売るかもしれない。
ひさき;みんなに言っちゃたら、家に案内していたらこっそり取られるかもしれない。
こうた:なにぬねのんにもらったことは内緒だから言わないのかも。
じゅん:なにぬねのんの大切な宝物がだから大事にしないと壊れちゃうかもしれない・
すみこ;ちょっと似ているかも
じゅん:だってこれから先も会えないんだよ。
りんか :なにぬねのんからもらった大切なものだから、大切にしないといけない。じぶんも大切にしたい。
子どもたちが「みきになりきって」話をしている子もいれば,「読者の目線(自分と比べて)」話をしている姿がありました。
みきの気持ちを想像して友達と話をすることに楽しさを感じていたようでした。しかし,まだ文章を詳細に読む時間は取れていないので,子どもの想像上の話で止まっていやように感じます。
次時では,気持ちを想像することの楽しさから,,「ふきだし本」という言語活動を立ち上げていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
国語科 岩﨑 兼司
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