みきのたからもの 2時間目「言語活動の立ち上げ」
公開日: 2025年9月16日火曜日
本校1年目の岩﨑です。
前回に引き続き,「みきのたからもの」の授業の様子を紹介させていただきます。
前回では,学習材「みきのたからもの」と出合い、自分たちの感想を共有し気持ちを想像することの楽しさを感じることがでできました。
本時では、気持ちを想像する面白さから言語活動の立ち上げていきたいと思います。
2時間目では、前回のみきの気持ちを掲示物で確認するところからスタートしました。
前時の子どもたとの立ち止まったポイントから「どうしてここが気になったのか?」その内実を明らかにするところからスタートをしました。
いっさ:なんでリボンをつけたのかな?ってこと?
さらさ:ちがう。なんで見送ろうと思ったのかな?
T :それってどこの文章のことを言っているんだろう。
T :少し近くの人と話をしてみてもいいよ。
T :どんなこと近くの人とお話しをした。
さらさ:100〜104のところからな。(みきが見送る場面)
そうた:もしかしたら30くらいかな〜(リボンをつける場面)
T :少し音読をしてみるね。
T :特にどこが大事だって言っているの?
さらさ:そうまくんが言ったところと少し重なるところがあるかも。
T :今さらさんやそうまさんが言ったようになぜだろう?どうしてだろう?ってところ 見つけられそうなの?
※この番号は本文につけた番号のことです。子どもたちには,教材を1枚で見渡すことができるプリントを配布しています。行数ごとに番号を振っています。(光村図書では,デジタル教科書からダウンロードが可能です。)
ここで「どうして?」や「なぜ?」がこの文章の中にありそう。というところを確認して子どもの個々の活動に入っていきました。
ここの活動の中で自然と子どもたちが問いを精選している様子がありました。
子どもたちが出してくるものには。こんな問いがありました。
・どうして遠くまで見送ろうと思ったのかな?
・どうして友達になることができたの?
・なんでみきはリボンをつけたの?
・そもそも,ナニヌネノンと出会った時に怖くはなかったのかな?
ここからみきの気持ちを表す活動に入っていきました。
りんか:なんでこんなところにこんなものが!どきどきする。
T :それってどこから考えたの?
りんか:驚いた。とか目を丸くした。ってところ。
ましろ:遠いって一体どこからきたんだろう。
CC:あ〜確かに
あやか:驚いて目を丸くしましたから。なんでこの人地球にいるんだろう。
みんなで,気持ちを表す吹き出しを書いていく中で,他の叙述と線で結びつけていく姿がありました。ここで,全員でふきだし本をつけていくという活動をこちらから提示しました。ふきだし本という活動自体子どもたち自体も出合ったこともなく,想像しにくいと感じたからです。しかし,ここまでで十分に想像することができた子どもたち。ここで掲示をしても違和感はなかったかな?と感じたところです。
子どもの本時の振り返りを紹介します。
たくさん書いてみたことで,大体の見通しがたったようでした。
また,まだ分かりにくいという困りごともあるので,解決させていきたい。など問いをもちながら文章を読んでいくことができたのではないかと思います。
次時では,まずは,表現することにどっぷり浸っていきたいと思います。表現をしていきながら言語活動の枠組み調整などを行っていきたいと思います。
しっかり表現をしていく中での新たな立ち止まりが生まれそうです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
国語科 岩﨑兼司
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