熊本大学教育学部附属小学校夏季実践研修会での分科会

公開日: 2019年8月28日水曜日

夏休み振り返りブログ5回目は、8月22日に開催しました本校の夏季実践研修会「授業リフレッシュセミナー」についてです。

今回の実践研では、以下のスライドを使って、言語活動型の授業づくりの3つの条件をご説明させていただきました。


なぜ、分科会の中では、なぜ言語活動を中核に据えた授業にしないといけないのか、言葉の力はいつつくのか、「深い学び」の1つの条件である「問題を見つけ解決策を考える」学びを生み出すための「問いを見つける力」はどのように育てるとよいのかなどについて、分科会に参加いただいた先生方と一緒に考えていくことができました。

分科会の中では、光村図書6年の「海の命」を使って、「わたしの問い」を立て、主体的・対話的に解決する学びをワークショップ形式で体験していただきました。



また、実際の授業で子どもの学びの姿はどうなるのかについても、私が昨年度2月の研究発表会で公開した授業を通して、ご覧いただきました。やはり、理論的な部分だけではなく、実際の授業を見ていただく中で、これまでの国語の授業とは違うということをご実感していただくことができました。

まだまだお話したいことがあったのですが、あっという間に70分が過ぎてしまいました。

参加いただいた先生方のアンケートの中にも、「もっとお話を聞いていたかった。」「あっという間の70分でした。」「そこが聞きたいという内容がお話の中にあり、学びが深まった。」などのご感想をいただくことができました。分科会をしながらも、私もとても楽しかったです。


今回の分科会のような学びの会を、毎月本校附属小学校で「明後日の会」として開催しております。次回は8月30日(金)18:30~附属小学校会議室で行います。

こちらの「明後日の会」も今回からリニュアールしていきます。
90分間の学びの会なのですが、

15分…明日の授業で使える「国語ミニクイズ」(言葉を楽しむ活動アイデア)
15分…教材研究する教材の作者分析
60分…各学年の主要物語教材の教材研究
     8月「大造じいさんとガン」
     9月「スイミー」
    10月「宮沢賢治を読む」
    11月「ごんぎつね」(他県の先生方と教材研究対決)
    12月「モチモチの木」
     1月「海の命」
     2月「たぬきの糸車」
     3月「新教科書に掲載された新教材の教材研究」

このような年間の予定を立てました。詳細には会ごとに修正を加えながら実施していこうと考えております。教材を論理的に読むことは、子どもたちに求められる力であると同時
私たち授業者にも求められる力です。

この「明後日の会」の学びを通して、国語の授業づくりについての勉強を、深めていけるようにしていきたいなと計画しております。

この「明後日の会」は、若手の先生から熟練の先生、大学生から一般の方まで、どなたでも参加できる会になっております。興味のあられる先生方にお声かけいただいて、たくさんの先生方にご参加いただきたいなと思っております。先生方のご参加をお待ちしております。

熊本大学教育学部附属小学校 国語科 中尾聡志
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