【大造じいさんとガン①】一人ひとりの“現在地”が見えた作品との出合い

公開日: 2024年2月5日月曜日 「大造じいさんとガン」(光村図書/東京書籍5年)

 

第1時の目標

範読を聞きながら、立ち止まった言葉や感じたことなどを話し合うことを通して、初発の感想をもつことができる。

主な学習活動

① 大単元「読書と私」の歩みを振り返り、本時の見通しをもつ。
②「大造じいさんとガン」の範読を聞きながら、感想を交流する。
 本時の学習を振り返り、国語日記を書く。

学びの実際

<学習活動①>大単元「読書と私」の歩みを振り返り、本時の見通しをもつ。

前時までで、「動物物語」というジャンルの中でも、特にノンフィクションに近い作品については、ほとんどを読んだことがないことがわかってきていたので、初めに「読書と私〜伝記編〜」での歩みを振り返るところから始めました。

なぜかというと、伝記単元でも、「ほとんど伝記の読書経験がない、あるいは読んだことはあってもあまり面白さや読む意味を感じられていない」という子どもたちの声から

「自分にとって伝記を読む面白さや意味とは?」

という学習課題を立ち上げていたからです。

今回も、子どもたちの現在地としては近いものがあったので、「自分にとっての面白さを見つけながら読んでみよう」と語りかけてから読み聞かせに入りました。

<学習活動②>「大造じいさんとガン」の範読を聞きながら、感想を交流する。

「読み聞かせ→初発の感想を書く」という流れにすると、なかなか文章として感想を書けない、という子どもも出てきます。
そこで、作品との出会いでは、読みきかせをしながら、子どもたちのつぶやき、反応があった言葉などを板書していきました。

特に反応が大きかったのが、「大造じいさんがは最後の場面で優しくなったのか?」と「ひきょうなのか、ひきょうではないのか?」でした。

<学習活動③>国語日記を書く。

この日は、読み聞かせで盛り上がりすぎてしまい、時間をオーバーしてしまいました。
反省です。
担任の先生にお願いして、次の時間に5分だけ振り返りを書く時間をとってもらいました。
全員の振り返りはこちらからご覧いただけます。

活動②で表出した読みのずれが言語化されていたり、自分なりの面白さを見いだしたり(逆に見いだせなかったという率直な感想の子もいました!)、子どもたちの現在地が生の声で語られています!

これをどう単元の学びに繋げていくかが次回の授業です!

最後までお読みいただきありがとうございました。

国語科 溝上 剛道

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