【大造じいさんとガン③】まず、やってみる!〜第1回座談会〜

公開日: 2024年2月7日水曜日 「大造じいさんとガン」(光村図書/東京書籍5年)



第3時の目標

試しの活動(座談会)に取り組み、問いを明確にすることができる。

主な学習活動

① 各自の問いをもとに、小グループを作る。
② 座談会をやってみる。
③ 座談会録をまとめてみる。

学びの実際

<学習活動①>各自の問いをもとに、小グループを作る

まずは、それぞれの問いを、着目した文章のところに貼り、それをもとに自分たちで座談会をするグループを作っていきました。その際、次の3つを確認しました。
・ずっと同じ人と座談会をするわけではなく、メンバーは変わって良いこと
・人数としては3〜4人程度が、一人一人の話す機会が多くなること
・同じ問いではなくても、着目した文が同じだったり、自分の問いの解決につながりそうな人ともチームになって良いこと


<学習活動②>座談会(話し合い)をやってみる

早速、話し合ってみました。


この二人は「なぜ大造じいさんはじゅうをおろしたのか」「なぜ残雪を助けなかったのか」「大造じいさんは卑怯なのか」という三つの問いについて話し合っていました。初めのうちは思い悩んでいましたが、

りんこ:ううん、最後の場面を読んだりしたらわかるかも!

りこ:確かに!23、118行目では「残雪はりょうじゅうの届くところまで決して人を寄せ付けませんでした。」って書いてあったり、「昨年じいさんが小屋がけしたところからたまの届く3倍も離れた場所をえばにしたようでしたってあったけど、・・・

のように、場面と場面を繋げながら話し始めました。

いきなりそんなに話せるか?という感じがするかもしれません。
しかし、一番読みたいところ、問いをもっているところから話し合うからこそ、場面と場面をつなげた読みが、自分にとって必然性のあるものになるのではないかと思いました。

もちろん、全ての子どもが現時点でこうした関連付けができているわけではないので、ここからどんな手立てをうっていくか(あるいは「待ち」に徹して良いのか)、しっかり子どもの姿を見取りながら考えていきたいと思います。

<学習活動③>座談会録(シート)にまとめてみる




話し合ったことをもとに、『座談会録』をまとめる活動に取り組みました。
この活動の良さは、流れてしまいがちな音声言語(自他の言葉)への立ち止まりが生まれるというところにあると考えています。

「○○ちゃん、さっきのもう一回言ってくれない?」
「私、あの時なんて言ってたっけ?」

そんな言葉を価値づけながていくことで、自分にとって、誰の、どの言葉を書き留めておきたいかを明確にできるようにしていきたいと思います。

ちなみに、黄色の網掛けがしてある部分は、今日書き加えたところです。
それ以外の部分は、初発の感想をコピペしたものです。

これから、単元を通してこのシートにちょっとずつ書き加えていく予定です。


今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。

国語科 溝上 剛道





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