臨場感あふれる「オノマトペ人形劇」の絵コンテを作ろう②~『スーホの白い馬』(光村図書2年下)~

公開日: 2019年2月4日月曜日 「スーホの白い馬」(光村図書2年下) オノマトペ 語彙力

前回は,2年最後の物語「スーホの白い馬」を教材とした「臨場感あふれる『オノマトペ人形劇』の絵コンテを作ろう~スーホの白い馬~」の単元の導入についてお伝えいたしました。

今回は,その続き,第2・3時を一挙にお届けいたします!


第2時は,一人一人が「わたしの問い」を立てていきました。
この「わたしの問い」は,熊大附属小国語科が今年度特に力を入れて取り組んでいるものです。
ただ,低学年の子どもに「問いを立てなさい」と言っても,なかなかできるものではありません。
精一杯考えた問いが「なんでスーホにはお母さんがいないの?」「ぎんか3まいって高いの?」なんてこともあります。
そこで,ただ疑問に思ったことを書くのではなく,一人一人が「オノマトペ人形劇」でくわしく様子や気持ちを伝えたいところを選ぶという言語活動とのつながりを意識させた活動を入れ,自分のこだわりの一文を見つけさせていきました。

第3時からは,いよいよその問いの解決に入っていきます。

ここでは,3班の「わたしの問い」と,その解決の様子を紹介させていただきます。

名前
それぞれの問い
TA
30
スーホが「はねおきると外にとび出し」たところは,どんな音やひょうじょうなのか。
TM
61
とのさまは「なんだと,ただのひつじかいが,このわしにさからうのか。ものども,こいつをうちのめせ。」をどんな気もちで,どんな口調でいったのか。
TS
78
とのさまは,どんなふうにじめんにころげおちたのか。
TH
103
白馬は,どういうふうに体をすりよせたのだろう。

3班では,TSくんが,「とのさまは,どんなふうにじめんにころげおちたのか。」という問いの解決で困っていました。
そのTSくんがグループに相談を始めるところから,話し合いはスタートします。
すると,「ころげおちる」と直前の「おそろしいいきおいではねあがる」のつながりに気付き,「おそろしい」「いきおい」などを辞書で調べ出しました。
ここですてきだったのが,「そっちのおそろしいじゃないんじゃないの?」という発言です。
言葉の意味を,物語の文脈の中で捉え直そうとする姿が見られました!

以下,3班の話し合いのようすです。






























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